ピンクダイヤモンドの色は変わる? お手入れのこと
「ピンクの色は、時間が経つと薄くなりませんか?」——よくいただく質問です。結論から言うと、天然色は基本的に変わりません。

天然色は、基本的に変わりません
いちばん多いご質問が「色あせしませんか?」。天然ピンクダイヤの色は結晶構造そのものに由来するため、通常の使用で退色することは基本的にありません。日焼けのように色が薄れる心配はなく、世代を越えて受け継げます。なお、放射線照射などで着色した処理石は、条件により色が影響を受ける場合があります(だからこそ天然であることの確認が大切です)。
「色があせた」と感じたら:考えられる3つの理由
天然ピンクダイヤの色は結晶構造のゆがみから生まれるもので[1]、表面に色をのせているわけではありません。それでも「前より色が薄く見える」と感じたときは、次のような理由が考えられます。
1. 汚れで輝きが曇っている
石の裏側に皮脂やハンドクリームがつくと、光の通り道がふさがれて、色も輝きもくすんで見えます。下の「日常のお手入れ」で洗うと、もとの印象に戻ることがほとんどです。
2. 照明の違い
ピンクの見え方は、光の色によって変わります。暖かい色の照明と昼間の自然光とでは、同じ石でも印象が違って見えることがあります。色を確かめるときは、いくつかの光の下で見比べてみてください。
3. 処理や合成で色をつけた石の場合
放射線の照射や加熱などで色をつけたダイヤモンドは、天然とは色のしくみが異なります。合成ダイヤのなかには、紫外線を当てると一時的に色が変わるものがあることも報告されています[1]。購入するときは、天然であることを鑑別書などで確かめておくと安心です(天然と人工の違い・見分け方)。
「硬い」と「欠けない」は、別のこと
ダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物(モース硬度10)です。ただし「硬い(傷つきにくい)」ことと「欠けない(割れない)」ことは違います。ダイヤには割れやすい方向があり、特定の角度に強い衝撃が加わると欠けることがあります。ドアや机の角にぶつけない——これがいちばんの予防です。
日常のお手入れ(かんたん3ステップ)
- ぬるま湯に中性洗剤をほんの少し溶かす
- やわらかいブラシで、石の裏側の皮脂汚れをやさしく落とす
- すすいで、やわらかい布で水気を拭き取る
ピンクダイヤは石の裏に皮脂や化粧品が付くと輝きが曇ります。ときどき裏側を洗うだけで、透明感がよみがえります。
着けるとき・外すとき
| 避けたい場面 | 入浴・就寝・家事・スポーツ・温泉・プール・化粧や香水をつける前後 |
|---|---|
| 注意したいもの | 塩素系漂白剤などの強い薬品。石やセッティングによっては超音波洗浄も避けるのが無難 |
保管と、プロのメンテナンス
ほかの宝石と擦れて傷つかないよう、一点ずつ分けて保管します。加えて、半年〜1年に一度は店頭での点検・クリーニングを。石のゆるみやツメの摩耗は、早めに気づけば安心です。MILK & Strawberry でも、サイズ直し・クリーニング・点検などのアフターサービスをご用意しています(アフターサービス)。
宝飾品の一般的なお手入れ方法をまとめています。石やセッティングによって適したお手入れは異なります。具体的な方法・アフターサービスの内容は、購入店・取扱店にご確認ください。
[1] Russell Shor「Why are Pink Diamonds Pink? GIA Researchers Dive Deep into their Crystal Structure」GIA(米国宝石学会)2019年10月21日。もとになった研究:Eaton-Magaña ほか, Gems & Gemology 2018年冬号 記事を見る
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よくあるご質問
天然色は結晶構造に由来し、通常の使用で退色しないとされています。照射などで着色した処理石は例外となる場合があります。
ぬるま湯と中性洗剤、柔らかいブラシで優しく洗ってください。強い薬品や超音波洗浄は、石やセッティングによっては避けたほうが安心です。
非常に硬い一方で、強い衝撃が加わると欠けることがあります。家事やスポーツの際は外すことをおすすめします。
光の色によって、ピンクの見え方が変わるためです。色が抜けたわけではありません。昼間の自然光や室内の照明など、いくつかの光の下で見比べるのがおすすめです。
